
マシュラビーヤとジャーリー:光・風・視線を調整するスクリーン
木製マシュラビーヤと石造ジャーリーは似た効果を持つが、材料・工法・地域史は異なる。
マシュラビーヤとジャーリーはいずれも、まぶしさを抑え、影をつくり、空気と視線を調整する透かしスクリーンです。ただし同じ名称で扱うと、材料と製作法の重要な違いが失われます。
カバー画像はAIを補助に制作した独自の歴史的再構成で、特定の建造物、工房、作品を撮影したものではありません。
素材・構造・使われ方
カイロなどのマシュラビーヤは、旋盤で挽いた短い木部材を多角形の継手に組み、窓、間仕切り、張り出し部をつくります。南アジアのジャーリーは砂岩や大理石の一枚板を透かし彫りし、開口の間に連続する石の網を残す例が多くあります。
正確に見分ける方法
透かしは日射を分割しますが、夜に室内を照らすと昼間の視線上のプライバシーは逆転します。通風は方位、圧力差、壁体、部屋全体の使い方にも左右され、スクリーン単体が自動的に冷房するわけではありません。
資料
- The Metropolitan Museum of Art: Mashrabiyya Screen — material, joinery and architectural use.
- V&A: Conservation of a Mughal marble jali — carving, date and conservation evidence.
- V&A: India teachers’ resource — jali materials, pattern and light.





