ヒルバト・アル=マフジャル:ウマイヤ朝宮殿のモザイク床

ヒルバト・アル=マフジャル:ウマイヤ朝宮殿のモザイク床

Muslim Post Editorial Desk@muslimpost
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エリコ近郊の複合遺跡における宮殿、モスク、大浴場、そして宮廷空間の象徴である「生命の樹」モザイク画の意匠と解釈。

エリコ近郊に位置するヒルバト・アル=マフジャル(Khirbat al-Mafjar)は、宮殿、モスク、浴場、謁見スペース、農業インフラを備えた8世紀のウマイヤ朝エリート層の複合遺跡です。この遺跡は、保存状態の良いモザイク床、彫刻されたスタッコ(化粧漆喰)フィギュア、洗練された給水システムを擁し、ウマイヤ朝後期における支配階級の建築的野心と折衷的な芸術嗜好を示す重要な物質的証拠となっています。

カバー画像はAIを補助に制作した独自の歴史的再構成で、特定の建造物、工房、作品を撮影したものではありません。

素材・構造・使われ方

大浴場と謁見室の床を覆うモザイクは、中世世界最大級の規模を誇り、ビザンティンの織物パターンやローマ風の構図を取り入れた幾何学模様で構成されています。特に「ディワーン」と呼ばれる小私室の床にある「生命の樹」のモザイク画は、獅子とガゼルが描かれ、その宮廷的な文脈から多様な象徴的解釈がなされてきました。また、壁面を飾るスタッコ彫刻には、ササン朝のモチーフや古典期グレコ・ローマの人物像が融合しています。

正確に見分ける方法

本遺跡の発注者については、カリフ・ヒシャームとする説と、その甥ワリード2世とする説があり、特定には至っていません。遺跡は完成後間もなく大地震で崩壊したため、皮肉にもモザイクやスタッコが瓦礫の下で良好な状態で保存されることになりました。現在は環境被害から広大なモザイク床を守るための保護シェルターが設置されており、後期古代の伝統と東方の帝国図像が融合したウマイヤ朝宮廷文化の解釈が進められています。

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